時事問題について

時事問題については,以前にも書きましたが,入試が近付いてまいりましたので,改めて書いてみます。
特に,中学受験生の中には,入試直前まで新聞を見ながら,時事問題に備えている人もいるかと思います。しかし,入試問題は,入試日よりもかなり以前に作成されているため,入試直前で大きなできごとが起こったとしても,入試には出題されることはありません。
入試だけを見れば,無駄な努力にように思われます。
しかし,時事に関心を持つことは,受験生に限らず大切なことであり,たとえ試験には出題されなくても,世界で起きている重大なできごとは,知っておくほうが良いと思います。
幸い,いまはインターネットでさまざまな情報を手軽に入手できるようになっています。
是非とも,時事に関心をもってほしいものです。
近畿地方では,兵庫県の学校を中心に社会が入試で課されない学校も多くあります。
入試科目にないから勉強しない,というのはどうでしょうか。
理系の生徒がほしいから,社会で点を稼ぐような生徒はいらないということかもしれませんが,地理も歴史も公民も常識的な知識さえもなければ,将来困ることにならないでしょうか。
確かに,知識のまる暗記は意味がないかもしれませんが,それでもかつて覚えた知識というのは,どこかで役に立つと思います。
入試でも,時事的な問題を多く出題してほしいと思っています。
それは,とりもなおさず,いま現在の社会を生きていることを理解してほしいからです。
みなさんは,いかが思われますか。