競艇場で通信簿の成績をつけていた教師について

毎日新聞の記事によりますと,ある大阪府の中学校教師が競艇場で生徒の通信簿の成績をつけていたことがわかりました。
恐らく,皆さんも怒りや憤りよりも,あきれてしまう気持ちになられたのではないでしょうか。
大阪府は,橋本市長により,大阪市大阪府が連携し,さまざまな教育政策が実施されつつあります。
教師に向いていない人は,教育現場から去ってもらう,という過激な発言もありました。
何もそこまで言わなくてもいいのではないか。これは教師をないがしろにする発言ではないか,という反論もあります。
しかし,生徒の人格を無視した教育を行う,ましてや犯罪を犯すような教師がいる限りにおいては,何らかの対処を考えるべきでしょう。
私自身,教育に携わる者として,教師がいかに大変な仕事で,精神的にもかなりのストレスを抱え,その気がなくても聖職者意識をもたざるを得ないことがかなりの重荷になることを理解しています。
しかし,今回のように,あまりに教師としての自覚が欠如している方がおられると,世間の人々が教師全体,あるいは学校全体に対して不信感を募らせるのも事実でしょう。
教育は,日本の将来を支えるものであると同時に,多くの人々の人生を大きく左右します。
この意識があれば,競艇場に成績をもっていき,舟券を買うときにそれを放置するなどという行為はけっしてできないと思います。
襟を正し,真摯な姿勢をもっていただきたいと,切に願うばかりです。