講演会の司会について

最近,いくつかの講演会に参加しましたが,司会はとても大切なのだと改めて思いました。
講演そのものが良くても,司会が聞きづらいと,興ざめになることがあります。反対に,講演がそれほどの内容でなくても,とても楽しい雰囲気にしてくださる場合もあります。
ただ,最近は,どうも聴衆者の態度に問題がある場合があるように思います。
特に,最後に司会者が,その日のまとめをしつつ,さまざまな連絡をしているにかかわらず,席を立ってしまう人が多いと,どんなに深く感動していても,何だか時間を無駄にしたような,後味の悪いものとなってしまいます。
また,講演中でも,自分の興味のない話だと,平気でまわりの人と私語を交わす人がいます。
ある程度の年齢になっているのに,最低限のマナーさえ守れない人がいることが,とても残念です。
かりに,無料の講演であったとしても,それを楽しみにして遠方から駆けつけている人もいるはずです。そうした人の気持ちを何も考えない人というのは,もはや社会人として失格だと思います。
そうした憤りを感じているときに,さりげなく注意してくださる司会者というのは,とても嬉しい存在です。
場をつくっていくのが司会者ですから,司会者としてのつとめを果たされておられると思います。
ちょっとしたことで気分を害したり,反対に,とても嬉しくなったりします。
みんなで場をつくる講演会などは,特に言えるのではないでしょうか。

それにしても,その場をいっしょにつくろう,という気がまったくない人というのは,公の場に参加してはいけないのだと思います。
50歳にも60歳にもなって,こんなことを他人から注意されるような,そんな人間にはなりたくありませんね。
みなさんは,いかが思われますか。