願書出し忘れについて

愛知県の塾で、願書を出し忘れて二人の受験生が試験を受けられないという事態が報じられて話題になっています。
これについては、そもそも、なぜ塾がまとめて願書を出す必要があるのか、という疑問を多くの人がもたれているようです。
確かに、塾がまとめて出すメリットというのは、まわりが同じ塾の生徒ばかりで緊張がやわらぐことくらいしか思い浮かびません。
ガチガチに緊張するタイプの受験生には、良いかもしれません。
ただ、まわりが顔見知りだと、変に気が緩んでしまうことや、受験番号が互いにわかるので、合否がすぐにわかってしまうというようなデメリットもあり、逆に緊張することもあるかもしれません。
万が一、願書に不備があってはいけないという配慮なのかもしれませんが、どうも、まとめて出すメリットが考えにくいのは確かです。
今回は、塾でしたが、学校の先生が出し忘れたこともありました。
やはり、自己責任で提出したほうが良いのでしょうか。
中学受験における塾の影響というのは大きく、塾としても最後まで主導したいという思いもあるのでしょう。
試験当日に、塾名の書かれた旗を立てて、円陣を組み、「絶対合格するぞー!!」と声を合わせて叫んでいる光景を見かけますが、この光景は異様ですね。
単なるパフォーマンスのようにしか見えません。
何か洗脳されているような気にさえなってきます。
この絶対的な信頼関係が、願書の出し忘れで崩れてしまうとしたら、あまりにも悲しすぎます。
塾側としても、責任の取りようもありませんから、どう対処して良いやら、皆目見当もつかないことでしょう。
こうした事件が報じられますと、何かやるせなさが残ります。
みなさんは、いかが思われますか。