編集の仕事について

編集の仕事について少し話したいと思います。
編集といっても,テキストやテスト,問題集などの編集経験しかありませんので,雑誌や新聞などの編集のことはよくわかりません。
ただ,やはり書物をつくるという点では一致することも多いのではないでしょうか。
かつては,憧れられた職種の一つで,私が編集職に就いたころは,その全盛期だったように思います。
就職活動をしていたときにも,どの企業の説明会とも,それこそ人が入りきれないほど希望者が多く,いずれも高倍率となっていました。
しかし,実際には,編集職はイメージとは異なり,地味な仕事です。
新聞や雑誌の取材をする記者はともかくとして,紙面をつくる編集職は,いたって地味な仕事の連続です。
集中力が必要とされ,また日々の学習も欠かすことができない仕事です。
もし,編集職に就こうと思っておられる方がおられましたら,そのことだけは認識をもっておられたほうが良いと思います。
特に,書籍の編集は,原稿の内容を損なうことなく,いかに紙面にうまく納められるかということに神経を使います。
現在,私は原稿執筆業となりましたので,それほどは紙面のことを気にしていませんが,それでも,レイアウトを考えた上で原稿を書くようにしています。
編集が地味というのは,恐らく一日中篭りっぱなしの状態がずうっと続くということと,自らの手で創り出していける部分はきわめて少ないということによります。
その意味では,原稿執筆業のほうがクリエイティブではあります。
ですから,もし書物をつくる喜びを味わいたいのなら,むしろ執筆業を目指したほうが良いかもしれません。ただ,執筆業は,いきなりはできません。編集や指導の経験を積んでから,はじめてできる仕事です。
ただ,私たちは,現在,仲間を募っています。
もし,本気で執筆業に取り組みたいと思っておられる方がおられるなら,ご連絡ください。
経験の長短に関わらず,真摯にご相談に応じたいと思っております。
ただし,執筆業も緻密で根気のいる仕事です。
派手なイメージはけっして持たないでください。
そして,長年続ける気がなければ,成功しない仕事であることをご理解ください。


興味をお持ちの方は,リンク先の編集プロダクションあてにご連絡くだされば幸いです。